ニュースリリース ー (株)ロブストス – 当園 共同開発 定植用穴開け器用ピンを日本農業新聞でご紹介頂きました

農業機械部品の特注製作を行う(株)ロブストス様と、当園が副担当で共同開発した、定植用穴開け器用ピンを、本日付けの日本農業新聞の営農(全国)面でご紹介頂きました。

既製品の穴開け器用ピンは、ネギ苗を植えるための道具として市販されており、先端形状が平らで、マルチ畝にセル苗用などの穴開けとして使用するには、マルチ片が高確率で発生、その回収にかなり手間がかかり、不向きなものでした。
そこで、マルチ片を発生させないことを目指し、(株)ロブストス様が研究・開発、当園が評価を重ね、マルチ片がほぼ発生しないピンの開発に成功しました。そのピンは、先端が尖っているだけでなく、滑らかな曲線を描きながら尖る形状により、マルチ片をほぼ発生させないことを特徴としています。また、その形状により、穴開けの抵抗が少なく、穴開けが軽くなるという省力化の副次効果もあります。
なお、今回開発ピンの形状は、その新規性が認められ、特許庁に意匠権として登録されています。

今回開発の穴開け器用ピンは、農業生産の様々な作物や場面で使用できるもので、その応用範囲は広いものです。ぜひ多くの農業生産現場で、ご使用頂ければと思います。(製品お問い合わせ先:(株)ロブストス https://www.robustus.co.jp/

当園は、日本農業発展の為、今後も、各種農業技術の開発も含めて、力を尽くして参ります。

動画:新規開発 定植用穴開け器用ピン、既製品とのマルチ片発生比較

マルチ片発生数
既製品ピン 3/5
新規開発ピン 0/5

撮影日気象条件
晴天 気温15℃ 南風7m/s
気温低く、風強く、マルチがピンと張っており、既製品でも、マルチ片が発生しにくい条件下ではありました。