※本件は、2021年6月2日 日本農業新聞 営農面(全国面)にて、ご紹介頂きました。こちらから記事をご覧頂けます→https://www.agrinews.co.jp/farming/index/10084
当社は、東京大学大学院農学生命科学研究科 生物機械工学研究室と共同で、野菜畑で使う小型除草ドローンを開発しました。野菜畑の畝間や通路の除草は、農家は大変苦労するところで、特に繁忙期や夏の酷暑の時期に大きな負担となるものですが、その負担を除くことを目指したものです。
今回開発したドローンの特徴しては、①RTK-GNSSの誘導技術を用いて、決められたルートを正確に走行すること ②農家が実際に取り扱い可能な小型で、その限られた空間に収まる、省力、省エネルギー機構であること ③地面の凸凹に対応してより確実に草を取り除く機構であること を特徴としております。
これらの特徴により、野菜畑の草取りを省力化することで、有機農業などで最大2割の生産性向上を果たすことができると試算しています。また、大型機械による作業が難しい、都市農業や中山間農業などの小規模農業、直売所向けなどを目指した多品目栽培農業により適合し、日本の様々な形態の農業に貢献できるものと考えております。
また、製品化した際の販売価格は、農家が十分に買える価格帯を想定しており、普及の実現を大きく後押しするものと考えております。
当社は、小型除草ドローンを通じて、地域と日本の農業に貢献できるよう、今後も開発を継続し、製品化を目指して参ります。
動作状況の動画: